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女性と精神疾患

女性は男性に比べて一生の間に精神疾患を患う確率は、うつ病と気分変調障害が約2倍、季節性気分障害が6倍、パニック障害と不安神経症が2.5倍、神経性食思不振症が10倍、過食症が11倍高いと報告されています。(Vivien K Burt, Victoria C Hendrick著のConcise Guide to Women's Mental Healthデータ)

 

一方で、統合失調症、アルコール依存症、薬物依存症、反社会的人格障害は、男性の方が女性より多いです。(同上データ)

 

以上のいわゆる原発性精神疾患に加えて、女性は月経前後や妊娠・出産前後のホルモンの波により気分が変化しやすい特徴があります。

 

また、更年期に性腺ホルモン(主に女性ホルモン)の変化も男性に比べて激しいため、身体や精神症状が露になりやすいです。

 

以上に加えて、現代女性はまさにホルモンの波に乗りながら、お仕事も育児も家事もこなせるようにほぼ万能を要求されるようになりつつありますし、女性自身も社会進出やキャリアアップや経済独立の願望の高い方が増えています。

 

さらに、少子高齢化に歯止めがかからない現代日本社会では、総労働人口の減少が進む傾向にあり、女性の社会的な活躍がこれからも大いに期待されていきます。(以下のグラフをご参照ください。)

 

 

お仕事にしようが、妊娠・出産・育児にしようが、家族を守ることにしようが、人生を楽しむことにしようが、こころとお身体の健康を維持・促進することが至って重要です!

 

以上より、多くの場合、現代女性のメンタルヘルスケアは、決してお身体や女性特有なホルモンの仕組みと切り離して見ることはできません。

 

当院は専門性を持って、女性のこころとお身体をトータルケアします。

 

『疲れたなあ』、『最近なんだか調子が悪いなあ』、『もう頑張れない』、『どうしたらいいか分からない』と思ったら、ひとりで抱え込まないで、まずは当院に相談しましょう。漠然とした思いでも構いません。

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