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⭐閉経後性器尿路症候群、炭酸レーザーで改善⭐

炭酸レーザー療法の効果に関する最新トピックス

 

加齢に伴う尿漏れ、デリケートゾーンのひりひり感や痒みや乾燥感、夫婦生活時の痛みなどの症状を『閉経後性器尿路症候群(以後GSM)』と近年総称されるようになっています。

 

GSMに対する炭酸レーザー治療(モナリザ・タッチ)の有効性を系統的レビューおよびメタ解析で検討され、2021年8月に発表されました。

 

炭酸レーザー治療と偽治療を比較した無作為化比較試験3件(患者計164例)を解析対象とされました。

 

その結果、偽治療に比べると、

  • 炭酸レーザー治療にVaginal Assessment Scaleスコア(デリケートゾーンの違和感、疼痛、痒み、ヒリヒリ感など)の有意な低下(平均差-0.49点、P=0.004)、
  • Female Sexual Function Indexスコア(性機能評価)の有意な改善(同9.37点、P<0.001)、
  • Urogenital Distress Inventory-6スコア(尿漏れ、頻尿など泌尿器症状)の有意な低下(同-6.95点、P=0.03)との関連が見られました。

 

治療に満足した患者の割合は炭酸レーザー群の方が有意に高かった(リスク比1.98、95%CI 1.36-2.89、P=0.004)という結果でした。

 

他にも、炭酸レーザー治療のアンチエイジング効果を裏付ける医学文献が多数あります。

 

詳しくは、当院の専門医までお気軽にご相談ください。

 

 

【原文】

Khamis Y, et al. Vaginal CO2 laser therapy versus sham for genitourinary syndrome of menopause management: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Menopause. 2021 Aug 9. 

 

 

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